自分で簡単にドライフラワーにできるのは、やはり、自然乾燥です。
お花を風とおしのいい場所を選んでつりさげます。
湿度の高い時期、梅雨などや、水をよく使う場所は不向きです。
ご家庭にもよると思いますが、うちの場合は、
テレビのおいてある上方の天井付近などは、乾燥しやすくていいようです。
お花は、生花で十分楽しんでから・・・とつい、思ってしまいますが、
きれいなドライフラワーを作るためには、
きれいな状態のお花をドライにすることが大切。
お庭やコンテナで育てたお花を摘むときは、
植物が元気なとき、晴れた日の朝や、夕方に開花しきっていない
七分咲きぐらいのものをえらぶとよいようです。
余分な葉っぱは、できるだけきれいにとって、数本を輪ゴムでたばねてから、
ハンガーなどにつるしましょう。
少しの水につけて乾燥させる方法です。
茎の先だけがつかるぐらいの水をいれたコップなどにさしたまま乾燥させます。
自然乾燥よりも時間はかかりますが、
カスミソウ、スターチスなど、もとからカサカサしたお花で、スプレー状のものなら、
茎の形がきれいに広がったまま乾燥できて、アレンジに使いやすいです。
(つりさげると、茎がつぼまってしまいます。)
風通しのいい場所において、飾りながら、ドライになるのを楽しみましょう。
ナチュラルインテリアに人気のあじさいのドライフラワーも、この方法で。
あじさいを逆さにつるすと、茶色くなって失敗しやすいのですが、
葉をとりのぞいて乾きやすくしたら、茎を水につけて冷暗所のおいておくと、自然に乾燥していきます。
あじさいは、水揚げが悪いので、まず湯揚げしておくとさらによいようです。
お菓子の乾燥剤などによく使われるシリカゲル。
ドライフラワー作り専用の細かいシリカゲルが販売されています。
シリカゲルを、缶やタッパーなど湿気を防げる容器にいれて、
ドライフラワーにしたいお花をシリカゲルに埋めます。
一週間ぐらいで、お花の色も形も生花のときのままのような美しいドライフラワーが完成します。
シリカゲルから取り出すときは慎重に。
カリカリにかわいていて、こわれやすいので、丁寧に取り扱います。
シリカゲルで乾燥したドライフラワーは、
湿気にとても弱いので、
アレンジにするときは、湿気にふれないように、
ボトルに閉じ込めたり、額にとじこめたりして、空気にふれないようにするのが大事です。